「クアドルプリケイト・スペルバウンド」六人部慶彦 “Quadruplicate Spellbound” by Yoshihiko Mutobe

新年明けましておめでとうございます。
昨年の4月に開設した当サイトも、読者の皆様のおかげで次の年を迎えることが出来ました。
今後も自分の趣味を基軸としつつ、皆様のご興味にお応えできるようなサイト作りを目指してまいります。
どうぞよろしくお願いします。

 

さて、新年1つ目に紹介しますマジックは、六人部慶彦氏によるマニアックなスペルバウンド、「クアドルプリケイト・スペルバウンド」です。
スペルバウンドは以前の記事でも紹介いたしましたとおり、手の中でコインが何度も変化するという現象を見せるマジックです。

 

以前の記事でも触れたとおり、そもそもの性格からしてスペルバウンドというコインマジックは、技巧への挑戦という性格が色濃く出るものであると、個人的には思っています。
そして今回ご紹介の「クアドルプリケイト・スペルバウンド」は、そのような趣向を極限まで押し進めた手順であると言えるでしょう。

 

クアドルプリケイト・スペルバウンドをご紹介

ではまず私の演技による動画を貼りますので、よろしければご覧ください。

 

[ktaicontent]>>動画リンク<<[/ktaicontent]

 

“Quadruplicate”(4重の)の言葉通り、コインが4段階の変化を見せます。
元々の解説では、ラストの変化には香港コインというワンダラーサイズのチャイニーズコインを使用する、となっていました。
しかし私はちょっと適切なコインを所持しておりませんので、少々変則的な楕円形の天保通宝を使用しております。
このラストのための手順構成は、ディレイド・クライマックスの一種ですね。

 

スペルバウンドという奇術では複数回のコインの変化を見せつつ、手順の各時点ではその1枚以外のコインがあるように見えてはならないのが基本です。
世の中には6種類チェンジやそれ以上などという変化を見せるスペルバウンドも存在はしますが、それなりのクリーンさと不思議さを両立させるとなると、この4種類変化ぐらいが限界値のような気もします。

 

六人部さんの師匠に当たる三輪晴彦さんのスペルバウンド作品に、”Quadruple Change Spellbound”がありますが、そちらの作品でも4種類変化で、今回のクアドルプリケイト・スペルバウンドと似たコンセプトの手順となっています。
おそらく時系列的には、三輪氏の手順に触発されて六人部氏の手順が作られたというところでしょうか。

 

クアドルプリケイト・スペルバウンド掲載の書籍

クアドルプリケイト・スペルバウンドは、マジックランド刊行の「ニュー・ゼネレーション+α」で解説されましたが、この本は現在は絶版となっております。
この本はフィル・ゴールドステインの訳によってアメリカで「New Magic of Japan」と題して出版されました。
こちらの洋書のほうならば、現在でもまだ入手しやすいと思います。

 

関連作品として言及しました三輪晴彦(マジェイア)さんの”Quadruple Change Spellbound”は、松田道弘著「夢のクロースアップマジック劇場」に解説されています。

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  • いじめ自体は悪なんだけど、子供社会の中でヨーイドンで共同生活を送り、いじめる側の立場を勝ち得る能力というのは、実社会で成功する力と一部共通するものがあるように思える。陽キャ的な性質というか。 だから社会的成功者の中にも、子供時代にそういう経験がある人は結構いるのでは。
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  • 小山田氏については、日本人でさえ、間接的な情報からだけだとこれだけ違う印象を持ってしまうのだから、コバケンの過去の行為を英語の紹介記事でしか知らない世界の人が、どう感じるのかは想像に難くない。 そして、事実として残っていくのは、大多数の人がどう思ったか、ということが基本なのだ・・
    about 3か月 ago
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