「Ⅳ(四つ)」Four by David Roth デビッド・ロスのマニアックな複数枚コインバニッシュ手順

four by david roth

デビッド・ロスのⅣというコインマジックを紹介します。

 

この作品はRichard Kaufman著”CoinMagic”(邦訳:世界のコインマジック)に掲載されたものです。

原題は”Ⅳ”で、「世界のコインマジック1」では「よっつ」という題名で解説されています。

 

趣向としては、同じリズムでリテンションバニッシュを4回行い、なおかつコイン同士がぶつかる音がしないというものです。

普通リテンションバニッシュを行ってからパームに移行した場合、2枚、3枚と同じ位置に隠してゆくと、普通は音が鳴ってしまいます。

2枚ぐらいなら何とかなるだろうけども、4枚を連続でバニッシュして、いったいどのように隠しているのだろう?と思わせるのがコンセプトですね。

 

まあリテンションバニッシュやパームを知っている人に見せるための、対マジシャン用手順と言うべきでしょう。

 

「Ⅳ」の演技をご覧下さい。

では、私が演じる「Ⅳ」の動画をご覧下さい。

 

いかがでしょうか。

 

まあ一般客に見せるようなコンセプトのコインマジックではありませんが、現象はシンプルなので、うまくやれば一般客相手にも通用しそうな気もします。

 

一応このコインマジックに関しては、4回のリテンションバニッシュを見かけ上できるだけ同じに見せたいので、1~2回目ならば可能なワイプトクリーンその他のあらためはあえて入れていません。

一般客相手に見せるときは、適宜そういったあらためを入れて変化をつけてもよいかもしれませんね。

 

パームの練習曲のようなコインマジック

ちなみにこのコインマジックは、クラシックパーム、フィンガーパーム、ダウンズパーム、フィンガーチップレストポジションの4つを同時に駆使します。

 

複数のパームを同時に使ったり、パームしたままで他の動作ができるということは、パームを有効に使う上での必須スキルです。

そういう意味の限界に挑戦するようなこのコインマジックは、パームのスキルアップのための練習にちょうど良いとも思えます。

 

限界と言いましたが、世の中にはもっとエグいパームをするコインマジックもあります。

ですが、この「Ⅳ」がスムーズに失敗無く演じられるぐらいになれば、普通レベルのコインマジックは恐れることは無いでしょう。

 

おすすめのコインマジックというわけでもないですが、よろしければ練習してみてはいかがですか?^^

 

このマジックを学べる本

このマジックは、東京堂出版から出ているリチャード・カウフマン著「世界のコインマジック」で学ぶことができます。

「世界のコインマジック2」という続編も出ているので注意。

 

この本はコインマジックの基礎知識があることを前提に書かれていますので、初心者の方はいきなりこれを買わないでくださいね。

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コメント

    • せきぶつ タイプ2
    • 2012年 4月 20日

    Shanlaさん演じる4枚出てくる部分が実は好きです。

    • Shanla Type2
    • 2012年 4月 20日

    >せきぶつ タイプ2さん

    どうもありがとうございます。
    テクニカルなマジックは演じていて楽しいです。

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